目黒区の司法書士の増田朝子です。
昨日、公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート(以下、リーガルサポートといいます)の入会通知がきました。
昨年の12月からおよそ4か月間12回の指定研修を受けてから、4月の10日に入会申し込みをしていました。
約1か月ちょっとで入会手続きが完了しました。
成年後見の業務は、今までは事件の申立てを何件か行ったことはありますが、
実際に成年後見人や保佐人、補助人(以下、成年後見人等といいます)に就任したことはありません。
成年後見人等には下記のとおり欠格事由がありますが、基本的には特別の資格は不要ですので
司法書士でも、司法書士でなくてもどなたでも就任できます。
ご親族がご自分の認知症になってしまったお父様やお母様のために成年後見人になっていらっしゃることもありますね。
(欠格事由)
(1) 未成年者
(2) 成年後見人等を解任された人
(3) 破産者で復権していない人
(4) 本人に対して訴訟をしたことがある人,その配偶者または親子
(5) 行方不明である人
司法書士が成年後見人等に就任するためには、リーガルサポートに入会する必要はありません。
リーガルサポートは司法書士が設立した公益財団法人で、会員である司法書士が成年後見人等
に就任する場合や、その就任期間中の業務の監督を行っています。
短期間で終わる登記業務とは異なり、成年後見等の業務は長期間継続して続きます。
それこそ、ご本人やそのご親族と成年後見人等は十年以上にわたるお付き合いになる可能性もあります。
そんななか、ご本人やご親族と後見人等である司法書士との間を中立的な立場で
サポートしてくれるのがリーガルサポートです。
私はリーガルサポートのそのような役割に期待して入会いたしました。
私自身まだどなたかの成年後見人等に就任する予定はないのですが、
いざご依頼をいただいた際に、リーガルサポートの会員であることでご依頼人により安心して委任を頂けると思っています。
成年後見についてはこちらをご参考ください!
裁判所HP 後見Q&A
http://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/koken/koken_qa/#1_q8
公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート
https://www.legal-support.or.jp/