おはようございます。目黒区の司法書士の増田朝子です。
蒸し暑さ全開の朝です。
昨年、読書家の友人の勧めで『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットンとアンドリュー・スコット著)を読みました。
現在30万部突破のベストセラーです。
この本には「100年時代の人生戦略」という副題がついていますが、この本を読んで初めて長生きのリスクについて考えるようになりました。
これからの時代、健康で文化的に生きていくためには80歳ぐらいまで現役でいることが必要になりそうです。
長生きをしてしまう時代に、働くことを通じ、よりよく生きていくためにどう備えるか。この本はヒントを与えてくれます。
最近、同じくリンダ・グラットン著の『WORK SHIFT』を読みました。『LIFE SHIFT』より前の2012に書かれた本です。
この本の副題は「孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>」です。
この本では、
①高度な専門知識と技術の習得(ゼネラリスト→連続スペシャリスト)
②友人関係や人脈などの形で人原関係資本をはぐくむこと(孤独な競争→みんなでイノベーション)
③所得と消費を中核とする働き方から創造的に何かを生み出し、質の高い経験を大事にする働き方に転換(金儲けして消費→価値ある経験)
という3つのシフトをすることで、個人の仕事に対する価値を変えていく必要性が述べられています。
私は昨年独立しましたが、これを読むと自分の独立するという選択も時代の流れだったのかと思います。
ぜひ、今仕事忙殺されていたり迷いがある方に読んでもらいたい本です。
結構ボリュームがありますが、どちらの本も、翻訳も読みやすいのであっという間に読めます。
作者であるリンダさんの分析が素晴らしい本です。
『LIFE SHIFT』(2016, リンダ・グラットンとアンドリュー・スコット著)
『WORK SHIFT』(2012, リンダ・グラットン著)