おはようございます。目黒区の司法書士の増田朝子です。
雨が降っている、金曜日の朝です。
株式会社設立のご依頼をいただき、昨日は公証役場に定款認証に行きました。
電子定款の認証ですが、利用した役場は渋谷公証役場です。
当事務所は学芸大学にありますので、距離的に一番近いのはこちらになります。
ちなみに、事務所からは目黒公証役場も近いのですが、こちらは現在公証人が欠員していて神田公証役場等から
公証人が出張しているとのことです。
公証人と顔なじみになると後々色々相談しやすいので、公証人が3名常駐している渋谷公証役場の方でお願いすることにしました。
公証役場は、各法務局が所轄し、公証人が執務している公的機関ですが、独立採算制がとられているため、
充実した内容のホームページがある公証役場もあったりと、公証役場毎にやる気の度合い(笑)も異なり、特色があります。
上記の3つの公証役場でも神田や渋谷公証役場はHPがありますが、目黒公証役場は独自のHPがありません。
今でこそ公証役場というと、公正証書遺言や任意後見契約等のイメージが強くなりましたが、
司法書士を始めたころは神田に勤務して企業法務をメインにやっていたので、会社設立のご依頼が毎日のようにあって
定款認証など会社法案件で神田公証役場に大変お世話になっていました。
ところで、初めて公証人を見たとき、「結構歳だな」と思いました。
それもそのはず、公証人はほどんどが裁判官や検察官を65歳で定年退職された後に就任されています。
その中でも神田公証役場の公証人は最高裁判所の裁判官等、皆さん素晴らしい職歴のエキスパートばかりでした。
当時神田公証役場では、広い一室に6人の公証人か3名ずつ向い合せで席が配置されていて、
案件があると担当の公証人の机まで行って対面式で定款の認証等をしてもらっていました。
ちょっと難しい案件などで事前に相談にいくこともありましたが、そんな時は6人の(ちょっと年配な)
公証人が鋭い意見を交わしあったりする姿がかっこよくて惚れ惚れしたものです!
昨日の話に戻りますが、朝、申請データを送り、渋谷公証役場に行くと、本人確認資料として司法書士の会員証と運転免許証をダブルで求められました。
こちらは一度利用者登録をすると次回から割愛してくれるとのことです。
その後、しばらく待っていると公証人らしい先生がちらっと挨拶しにきて、その後認証完了・書類引渡という流れでした。
シンプルな会社設立なのでかなりあっさりです。
今回あれっと思ったのは、事務の方から「フロッピーディスクまたはUSBをお持ちいただいていますか?」
と聞かれたことです。私としては初めての問いで、もちろん、持参してなかったのですが、
次回からはどちらか持参してねと言われつつ、電子定款の入ったフロッピーディスクを頂きました。
渋谷公証役場
神田公証役場