おはようございます。
目黒区目黒本町(学芸大学駅エリア)の女性司法書士・行政書士、増田朝子です。
相続・遺言・終活サポートを中心に、地域の皆さまの安心のための法務サービスを行っています。

AIで調べてから相談する時代へ|実務の現場で感じた変化

最近、あるご相談を受けた際に、「時代が変わったなあ」と感じる出来事がありました。

ご相談者の方が、AIをかなり活用して情報を整理されていたのです。

しかも、少し調べた程度ではなく、制度や手続きについて相当深く確認されていて、こちらに届く質問もかなり具体的でした。

「ここまで調べて相談に来られる時代なんだな」と、正直驚きました。

“まずAIで調べる”が当たり前になってきた

以前は、法律や相続のことで分からないことがあると、

  • インターネット検索をする
  • 知人に聞く
  • 専門家に問い合わせる

という流れが一般的だったように思います。

ところが最近は、その前段階としてAIを使い、

  • 制度の概要
  • 想定される手続き
  • 必要書類
  • 関係しそうな法律
  • 過去の裁判例や実務の考え方

などを、かなり細かく調べてから相談される方が増えてきた印象があります。

今回のご相談でも、「ここまで整理されているのか!」と感じる場面が何度もありました。

私自身もAIを使いながら整理する場面がありました

一方で、こちら側も必要に応じてAIを補助的に使いながら、論点整理や情報確認を行いました。

もちろん、最終的な判断をAIに任せるわけではありません。

実際の法律実務では、

  • 戸籍や資料の内容
  • 当事者の事情
  • 相手方との関係
  • 実際の運用
  • 裁判所や金融機関の対応
  • 「その案件特有」の事情

など、個別事情が非常に重要になります。

そのため、最後は人が事実関係を確認し、責任を持って判断する必要があります。

ただ、AIによって、

「論点を整理する」
「抜け漏れを確認する」
「広い視点で情報を見る」

という作業は、以前よりかなりやりやすくなったと感じています。

AI時代で、相談の“深さ”が変わってきた

今回特に印象的だったのは、ご相談者の方とのやり取りの密度でした。

昔であれば、専門家側が一方的に説明する形になりやすかった部分も、今はお互いに情報を持ちながら話が進んでいきます。

そのため、相談の入口からかなり深い話になることも増えてきました。

もちろん、AIの情報が常に正しいとは限りませんし、実務では「理論上はそうでも、現場では違う」ということも少なくありません。

それでも、相談者の方が主体的に調べ、考え、専門家と一緒に整理していく流れは、これからますます増えていくのかもしれません。

まとめ|AI時代でも、最後は“人”の仕事

AIによって、法律や相続の情報は以前よりずっと身近になりました。

一方で、実際の法律実務では、事実確認や状況整理、人との調整など、「人が行う部分」の重要性はむしろ増しているようにも感じます。

今回のご相談では、依頼者の方もAIを活用し、こちらもAIを補助的に使いながらやり取りを進めるという、少し前には想像しなかったような場面がありました。

これからの時代、AIとうまく付き合いながら、最終的には安心して相談できる存在であり続けることが、専門家に求められていくのかもしれません。

 

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