おはようございます。目黒区の司法書士の増田朝子です。
台風襲来前の、静かな朝です。
今日は本の紹介です。
新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて (単行本(ソフトカバー))
イヴォン・シュイナード (著), 井口 耕二 (翻訳)
従業員もいませんし、サーフィンをやっているわけでもないので、題名だけみると、あまり読む気がしない本です。
なぜ、この本を読む気になったかというと、個人起業家向けのあるビジネス本を読んでいて、その中で勧められていたからです。
そのある本の方は、作者も名前も忘れてしまいましたが。。。
アマゾンによると、本の内容は以下の通りです。
『最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する。ビジネス界の常識にとらわれない、時代の先を行くパタゴニアは何を考え、行動してきたか。』
おりしも、今年の夏の異常気象で、地球温暖化対策について考えない訳にはいかなくなりました。
東京オリンピックに向けてはサマータイムが導入が検討されています。
この本では、パタゴニアというアウトドアメーカーの、創業から大企業になっていくまでが描かれています。
その中で、同社の①最高の製品を作ること、②社員の生き方を尊重すること、③環境の配慮すること、といったポリシーが貫かれてきたことが語られています。
題名の「サーフィンにいかせよう」の意味は、たとえある社員一人が最高の波を捕まえるためにサーフィンにいってしまっても、他の社員が協力して仕事を回していける体制を築こうということです。
その裏には、社員一人一人の生き方を尊重することが、企業として最高のパフォーマンスを発揮することに繋がるという考えがあります。
働く自分達が、仕事もプライベートも楽しむことが大事だと言っています。
少し古い本の新版になりますが、間違いなく今まで読んだビジネス本の上位3位には入ります。
一人で仕事をしている方でも、多くのスタッフを抱えて仕事をされている方にも、社会の一員として責任ある仕事をするということを考えるには、最高の本だと思います。