おはようございます。目黒区の司法書士・行政書士の増田朝子です。

 

ご依頼人の中に、対照的なお二人がいます。

 

共通点もあります。最近配偶者を亡くされていて、相続を経験していることです。

高齢ですが、お二人とも、とても聡明です。

 

違いは、お一人は、お子様のご家族とほどよい距離感で同居されていて、もうお一人は、お子様がおらず、一人暮らしということです。

もともと一人っ子だったので、頼れるご兄弟姉妹もいません。本人が亡くなったあとは、相続人不存在です。

 

さらに、配偶者をなくされてからのダメージですが、だいぶ違っています。

私の目からみると、お子様のご家族と同居されている方は、家族の手前しっかりしなきゃという思いが強く、しゃっきりしています。

お一人暮らしのご依頼人の方はというと、二人暮らしからお一人暮らしになった生活の中で、ゆるやかに、心にダメージを受けている気がします。

高齢者特有ですが、身体がだんだん不自由になってきているので、以前より外出しなくなり、社会との接点がちょっと薄れかけてきたように感じます。

 

同居の親族の役割は、もっと評価されていいと思います。

身近に頼れる人がいるということはかえがたいです。

 

そのような親族がいない方には、たとえば私が法律家としてかかわるとしても、心情面のサポートもできるといいなと思います。

身近に頼れる存在がいると、感じてもらえるようになりたいです。

 

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