おはようございます。司法書士・行政書士の増田朝子です。
先日、太田記念美術館で開催されていた歌川国芳展に行ってきました。
PART Ⅰ 憂き世を笑いに!―戯画と世相
9月4日(土)~9月26日(日)
PART Ⅱ 江戸っ子を驚かす!―武者と風景
10月1日(金)~10月24日(日)
歌川国芳(1797~1861)は江戸時代後期に活躍した浮世絵師です。
太田記念美術館のサイトによると、国芳は勇壮な武将を描いた武者絵や、コミカルな笑いを描いた戯画、独自の魅力にあふれた風景画、美人画、役者絵、子供絵など、ありとあらゆるジャンルを精力的に手掛け、多くの弟子も育てて浮世絵界を牽引した浮世絵師、とのことです。
このところのコロナ禍でなんとなく落ち込んだ気分を引きずっていて、どこかに行きたい気分でした。
そんなとき、歌川国芳展に行ってみようと誘われたのですが、正直、私は浮世絵には興味なし。
美術館の近くには明治神宮もあるよ~と言われ、無類の神社仏閣好き(?!)な私としては、それならついでに…という気持ちで、行ってみることにしました。
開催中の歌川国芳展のテーマは、「 憂き世を笑いに!―戯画と世相」です。
猫、犬、スズメ、魚など、擬人化された動物たちが登場し、コミカルな笑いを誘う戯画の作品が数多く展示がされていました。
国芳は大の猫好きだったとのことで、とくに猫を擬人化した作品が多くありました。
たとえば、猫の商人が、猫の悪代官(?)に、マタタビやカツ節のわいろを渡している図、なんてものもあったり。
擬人化された猫やその他の動植物は、何をやっても憎めなそうな姿が本当にかわいらしくて、思わず笑みがあふれてきます。
国芳の浮世絵は、底抜けに明るくてユーモアたっぷり!そして大変繊細に美しく描かれています。
興味がなかった浮世絵ですが、もう夢中になって観て回りました。
結果的にこの展覧会は行って大正解!本当に楽しめました。
昔の人々も、憂鬱な気分のときは、こんな楽しい絵をみて晴らしていたのかな、、、
展覧会を楽しんだ後は、明治神宮にも行って、しっかり疫病退散祈願もしてきました♪
この日は天気もよく、コロナ禍でなんとなく沈みがちな気持ちが本当に晴れ晴れしました。
こんな時期だからこそ、芸術作品に触れて、お散歩して、気晴らしできた一日でした。
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