おはようございます。目黒区の司法書士増田朝子です。
少し前から遺言の作成が一般的になってきて、それとともに終活もメジャーになりました。
私自身片親をなくしていますが、遺言を書いておいて欲しかったとは思わなかったものの、
終活どころかの突然亡くなってしまったものですから、自分を含め残された家族としては、
故人が何を考えていたか全くわからず、なんともすっきりしない気持ちでした。
そんなことで、終活の一環としてエンディングノートがクローズアップされるようになり、
これは是非活用されるべきだと思いました。
エンディングノートは、今後迫ってくる「その時=死」に備えて、自分らしく最後を迎えるための準備と、
残される家族に対する思いを自分らしく伝えるためのものです。
遺言と異なり法的な効力はありませんが、十分残す意味があるものではないかと思います。
市販されているエンディングノートはそれぞれ特徴はあるかとは思いますが、だいたいは以下のような事項を
記載するようになっていると思います。
・病気になったときの希望
・延命措置に関する希望
・自分の財産の整理に関する事項
・自分の債務に関する事項
・家系図
・遺産・形見分けについての希望
・葬儀、お墓のに関する希望
・家族等へのメッセージ 、等
ところで、「エンディング」というネーミングは「死」を連想させるものですから、
人によってはあまりいい気持ちはしないと思います。
また、興味があっても実際に入手して、書いてみるまでのハードルもちょっとある気がします。
当事務所では、エンディングノートならぬ、「幸せノート」ですよとご説明して、
ご家族に思いを伝えるために、ご依頼人にご活用いただいています。
「幸せノート」の方がいいネーミングだと思いませんか(^^)
多少のおせっかいはありますが、ご依頼人の相続に直接関係ない立場だからこそ、お渡しする意味もあるかと思っています。
先日は、「楽しみながら書き込んでいきたい」とのお礼のお葉書を頂きました。