おはようございます。目黒区の司法書士・行政書士の増田朝子です。
先日お客様から、「お葬式は家族葬だったけど、自宅で行ったのよ~」とお聞きして正直驚きました。
自宅で葬儀を行う「自宅葬」ですが、東京や横浜などの都心ではもう無くなったと思っていました。
私の実家は横浜ですが、私の祖父が亡くなった30年以上前は、たしかに実家(自宅)で葬儀を行いました。
当時は自宅で葬儀を行うことは、どちらかというと一般的で、珍しいことではなったように思います。
近所で葬儀が行われれば、両親は手伝いにいったり、子どもながら参列したり。
自宅葬を行った祖父の死後、さらに10年以上経ってから祖母が亡くなりましたが、この時は近所のセレモニーホール(斎場)で葬儀を行いました。
その頃には近所(の個人宅)で葬儀をしているところや霊柩車が家に前づけされているところを見ることもなくなりました。
最近では、セレモニーホールや会館などの斎場はつかうけど、家族やごく親しい人だけで行う「家族葬」が流行っているようだと思っていました。
今回のような自宅葬ですが、調べてみますと、コロナ禍で再度注目を浴びているようです。
今斎場で葬儀をしても、三密になりやすいですし、他の葬儀との関係も考えないといけない、故人とお別れの時間も制限されたりなど、色々制約がありそうです。
その点、自宅で葬儀を行うことは、故人とのお別れの時間もゆっくりとれますし、ある程度自由度もありそう。
そのお客様のお話によると、ご近所の方が自然と集まって色々と式の手伝いをしてくださりと、とても暖かい葬儀になったようです。
葬儀をきっかけに、少し疎遠となっていたご近所とのお付き合いがまた復活したようなこともあるとか。
コロナで行動が制限されている今、ご近所など地域の身近な繋がりは、これからもっと大事になっていきそうです。
昔は面倒に感じていた自宅葬ですが、お話を聞いてとてもいいなと思いました。
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