おはようございます。目黒区目黒本町（学芸大学）の女性司法書士・行政書士の増田朝子です。
先日、ご依頼いただいている遺産承継業務の一環として、公証役場で遺言の検索をしてきました。
当事務所では、遺産承継業務のご依頼をいただいたときに、公正証書遺言の有無を確認するために、公正証書遺言の検索を行うことがあります。
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公正証書遺言については、最寄りの公証役場で、検索ができます。
当事務所では、事務所から一番ちかくの、目黒公証役場に、いつもお世話になっております。
遺言の検索をすることがある、と記載しました。
遺産承継業務のご依頼をいただく場合、大きく分けて、以下の①②のタイプがあります。
【遺産承継業務を依頼いただくケース】
①遺産が多くて、相続人だけでは、名義書き換え手続きが大変なとき。
②被相続人と相続人が、疎遠であったとき。
①の場合は、通常ご希望がなければ、公正証書遺言の検索は行っておりません。
相続人の方で遺言の有無が明らかな場合がほとんどだからです。
もっぱら遺言の検索を行うのは②の場合で、相続人が兄弟姉妹や甥姪となるようなケースです。
ご相続人は、被相続人とは疎遠であることが多く、その場合は遺言の有無についてもしっかり調べる必要があります。
ただ実際、遺言者が死亡して数か月もたっている場合、遺言の検索して、遺言書が出てくることはまずないように思います。
通常、公正証書遺言の作成の陰には、その遺言を速やかに実行されることを望んでいる推定受遺者がいることが多く、数か月たっても公正証書で残された遺言が執行されないことは、かなりまれではないでしょうか。
実際、このケースで、遺言の検索をして遺言が発見されたことは、当事務所ではありません。
とはいえ、万が一の場合があるため、やはり遺言の検索はしています。
公証役場での遺言の検索は無料でできるので、探しておけば安心です。
ちなみに、見つかった公正証書遺言の正本謄本を取得するためには、原本保管元の公証役場から取り寄せる必要があります。
郵送による遺言公正証書等の正謄本の取得方法について（日本公証人連合会ＨＰ）
当事務所では、遺言の検索および正本および謄本の取得の代理を行っておりますので、気になる方はご相談ください。
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