目黒区の司法書士の増田朝子です。
昨日行った近所のコンビニ、とうとう従業員が全員外国人になっていました。
ファーストフード店の店員も外国人が目立つようになりました。
外国人関連業務はこれから増えるだろうなあと思っていた矢先、
日司連で上記タイトルの研修会の募集がありましたので、すかさず申し込んで、
昨日は、この研修会に参加してきました。
この研修会の募集は全国の司法書士に向けてありましたが、わずか1日で100名の募集が
一杯になったとのことです。同業者の関心の高さが感じられます。
昨日の研修の内容をごく簡単に要約すると、
「人口減少等によりパイが小さくなっている既存業務だけでなく、
、外国資産や外国人がらみの相談を積極的に受けて顧客層や業務の幅を広げよう!」
ということで、国際業務受託に対する意識改革を促すことを目的としたものでした。
人口減少や、AIの登場、仮想通貨の登場による金融業界の構造変化・・・
司法書士を取り巻く環境の変化により、既存の司法書士業務が激減する可能性がある一方、
急増する外国人がらみの相続や売買等の登記業務や、日本人の海外資産の相続手続きなどは
増えています。
しかし、このような外国がらみの業務(国際業務または渉外業務とも呼びます)は、
多様であるがゆえに手続きの方法も確立されておらず、参考文献も少ないです。
基本的には一から手探りでやるしかないので、司法書士の中でも取り組む人は少なく、
みな苦手意識があると思います。
研修会では、国際業務について、積極的に取り組んでいらっしゃる4名の司法書士をパネリストとして
ご自身の業務の紹介や仕事の受託の仕方などについてのパネルディスカッションもありました。
皆様の実体験に基づくお話は大変参考になり、俄然やる気にもなり(笑)、
行ってよかったと思える研修ではあったのですが、
配布された参考資料はイマイチ。。。やっぱり独占業務とういうこともあって
この辺のノウハウはなかなか公開してくれません。
ちなみに、昨日は会場で㈱リーガルが「渉外法務書式集」というCDROM付書籍
の販売を行っていました。上下巻あわせて価格なんと10万円(税抜。)でした。
誰かが、一回受託すれば元は取れると言っていましたが。。。
一言で国際業務といっても内容は本当に多種多様なので、
今までに当事務所での扱ったことがあるものは限られますが、
今後も勉強を欠かさずに、ご相談があれば積極的に受託していこう思います。