目黒区の司法書士の増田朝子です。
毎日いい天気です。飼い猫のものすごい抜け毛に悩まされる季節がやってきました(*_*;
さて、4月より一般社団法人日本財産管理協会(以下、【日財協】といいます。)に入会しました!
日財協とは、遺言執行や銀行手続き等の遺産承継事務、その他財産管理業務を行う司法書士有志が設立した一般社団法人です。
役員名簿をみると、以前所属していた神奈川県会の司法書士の先生の名前がずらり。
神奈川県会の司法書士が中心となって設立した団体だったんですね。
司法書士が上記のような業務を行う根拠は、司法書士法第29条、同施行規則第31条にあります。
これによると、司法書士は、他人の事業の経営、他人の財産の管理若しくは処分を行う業務をすることができるとされています。
司法書士以外で法令に基づいてこの業務を行えるのは弁護士だけです。
司法書士の中ではこの業務のことを一般的に31条業務と呼んだりしています。
独立して、遺言執行者、相続した不動産の売却など、31条業務がらみのご相談を受けることが多くなりました。
今までも業務として行ってきたものの、自分が主体となって取り扱いを行う上ではしっかりとした考え方の指針が欲しいし、
なにより相談できるところが欲しいと思い、入会しました。
日財協では会員同士で知恵を出し合う【日財協業務談話室】なるグーグルグループが用意されていて、
全国の会員司法書士の間で業務についての情報の共有化がなされているようです。
日財協が出版している下記の2冊も購入しました。どちらも業務を行う上では必読だと思います。
【相続財産の管理と処分の実務】(日本加除出版)
【遺産承継の実務と書式】(民事法研究会)
今後は会の主催する認定研修にも参加し、この分野についてももっと勉強をして、
お役に立てるようになりたいと思います。