おはようございます。目黒区の司法書士・行政書士の増田朝子です。

 

昨日は、夕方から四ツ谷の司法書士会館で開催されたリーガルサポートの経験者向けの更新研修に出席しました。

リーガルサポートでは新規の登録以降は2年毎に更新研修に出席して単位を取得する必要があります。

 

私はリーガルサポートに登録してから1年目半ぐらいですが、やっと少し成年後見業務の経験ができてきたばかりです。

 

昨日の研修のテーマはずばり意思決定支援でした。

偶然にも先日、裁判所に提出した後見等申立の事情説明書に「~だから、意思決定支援をしたい」と書いて〆ていました。

 

研修によると、どうやら今後見業務の世界でも、後見人等の代理支援に頼るのではなく、なるべくご本人の意思を尊重するための、

後見人等の業務はご本人の意思決定決定支援にシフトしていこうという流れにあるようです。

 

本人の自己決定の最大限の尊重する、「小さな成年後見(支援型後見)」という視点です。

 

私も意思能力がまだしっかりされているご本人にお会いした際に、なるべくご本人の生き方を尊重した支援をしたい、と思いました。

 

ご本人と向き合わなければならないので、意思決定支援をするということは、仕事としては代理支援より大変なのかもしれません。

また、代理支援を発揮しなければならないタイミングの問題や、医療同意権に直面したときの問題もあります。

 

今回の研修でも、後半はディスカッション形式でしたが、経験豊富な先生方の体験を交えた話がきけました。

 

経験がない分、今はトライアル・アンド・エラーになるのかもしれませんが、

こういった研修や経験者の意見を聞きながら、自分なりにご本人の意思決定支援の基準を確立していきたいです。

 

 

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