おはようございます。目黒区目黒本町(学芸大学)の女性司法書士・行政書士の増田朝子です。

 

毎月、数回、家事調停委員の仕事で、東京家裁へ登庁しています。気が付けば、11月から、家事調停委員4年生になっていました。

私が、家事調停員になったのは、コロナ禍の真っただ中でした。

 

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コロナ禍真っただ中に、家事調停委員になりました。

 

私の期は、家事調停委員就任後、例年よりデビュー(?)が遅かったようです。

私も、10月に選任されたあと、お仕事を依頼されたのは、年明けからでした。

家事調停委員の仕事は、事件ごとに、書記官から依頼があります。

 

受け持つ調停は、多くはありませんが、マイペースに続けております。

 

就任後、仕事の大半は、夫婦関係調整(離婚)調停や婚姻費用・養育費調停など、夫婦や親子関係の調停でした。

ここ1年ぐらいで、当初希望していた遺産分割調停や遺留分侵害額調停、珍しいところでは祭祀財産調停など、相続関連の調停の依頼が来るようになりました。

現在は、ほとんど相続関連の調停を担当しています。

 

家事調停委員には、①私(司法書士)のような弁護士以外の士業やその他の「一般調停委員」と、②「弁護士調停委員」がいます。

選任される方法も、別々です。

 

通常、一般調停員は、多少経験を積んでから、遺産分割調停等の相続関連調停を、希望する場合は、担当することになっております。

一方、弁護士調停委員は、遺産分割調停や遺留分侵害額調停などの相続関係の調停では、必ず担当しています。

家事調停委員は、男女1組の2名セットですが、相続関連の調停では、弁護士調停委員がリードしてくれるのです。

 

ところで、遺産分割調停を経験してみると、相続問題でこじれまくっている案件ばかりです(だから調停になってるともいいますが。。。)。

お互いの権利を主張して調整が進まず、10年以上もの長期にわたって、争っているのも、しばしばあります。

 

こじれている案件も、相続開始当初の、ささいな思い違い、行き違いが始まりとなっていることが、ほとんどです。

相続を扱う司法書士として、複雑に思える事を、いかにそぎ落として、シンプルにして、当事者を手助けしていくことが大切だと感じます。

 

家事調停委員の仕事と、司法書士の仕事の両立は、つらく感じることもあります。

ただ、家事調停委員は同期などの交流もさかんで、張り合いもありますし、これからも頑張って続けていこうと思います。

 

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