おはようございます。目黒区目黒本町(学芸大学)の女性司法書士・行政書士の増田朝子です。
先日ある土地の登記をしたところ、2か月ほどたって不動産会社から土地を売ってほしいという趣旨のDMが届きました。
よくある売込みのたぐいだとは思ったのですが、開封したそのDMには、私が登記したばかりの土地の地番がはっきり記載されていたので、ちょっと気になりました。
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私が登記したことは、普通なら知られることがないはずの情報です。
いっぽう、この土地は私が一時的に管理を任されている土地です。
いつもなら即ゴミ箱行きの業者のDMですが、所有者は土地を手放したいという希望があるため、本当にこの土地を購入する気があるか業者に話を聞いてみることにしました。
地番を指定して購入希望とDMを送りつけておきながら、案の定、業者は、対象地域の所有者に一斉にDM送っただけで、今回の土地はとても購入できないとのことです(# ゚Д゚)
(地番を知っていたことを)怪訝に思って、もうすこし事情を尋ねたところ、業者いわく、法務局で開示請求した「不動産登記受付帳」を調べて送った(ので、やましいことはない)とのこと。
「不動産登記受付帳」?!
不動産登記受付帳とは、登記情報の変更があったものについて月単位で保存した台帳(行政文書)です。
各地の法務局で開示請求を行えば、だれでも取得することができます。
登記の受付があってから約1~2ヶ月後にできあがるので、例えば、登記されたのが3月なら4月下旬、4月なら5月下旬に入手できます。
今回、私が登記したのが12月末、不動産業者からDMが来たのが2月ですので、そういうことかと流れがみえました。
行政文書開示請求書(不動産登記受付帳) 開示請求関係の書式等
※不動産登記受付帳の画像は、ネット検索するとみられます
不動産登記受付帳だけでなく、商業登記受付帳もあって、こちらも閲覧可能です。
料金は1か月(1通あたり)、300円。
思ったより安いです。
過去なんどか、会社設立登記や相続登記を終えた依頼人から、当事務所で登記したすぐあとに業者から売り込みDMがきたのはなぜかと質問されたことがありました。
当方が情報を漏らすことは一切ないと説明していましたが、ご依頼人は今一つ腑に落ちない様子で、なんとなく気まずい雰囲気に、、、
こういうことだったのですね、、、
不動産登記受付帳・商業登記受付帳は、今回のように不動産業者や、または金融機関などが、営業やマーケティング資料として利用しているとのことです。
誰でも比較的簡単に閲覧可能な、登記受付帳。
これをきっかけに、特定の登記情報を取得して、見る人が見れば、当事者に最近起こった色々な情報が読み取れます。
個人情報保護の観点から、、、この開示請求は、ちょっとどうかと思ったのでした。
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